競馬は、基本的に年間で50万円以上の配当金を入手した際に税金を払う義務が発生します。配当金は主に一時所得として扱われる為、このような納税義務が発生するのです。
とは言っても馬券で購入している場合、誰がどれくらいの配当金を入手したのか把握することは不可能であり、場外馬券場や競馬場で販売機で馬券を購入している限り、国税局にバレる確率は低いでしょう。
しかし、最近ではインターネットから投票ができるPATを利用している人が多く、全ての履歴を管理することが出来るので、無申告はバレてしまうのでは?と思う方が多いと思います。
そこで、この記事ではPATの仕組みや税金に関して詳しくご紹介していきたいと思います。実際の競馬ファンたちの意見もご紹介していくので、是非参考にしてみて下さいね。
目次
PATの仕組みについて
PATとは、主にインターネットから馬券を購入できるサービスの総称で、現在ではほとんどの方が馬券を購入する時に利用していると思います。
元々は場外馬券場や競馬場に足を運ぶか、電話で投票していたのですが、これだと面倒ですし買いたくても買えない方が多くいらっしゃいました。
しかし、インターネット投票が流行したおかげで、どこでもいつでも馬券を購入することが出来るようになったので、気軽に競馬を楽しめるようになりました。
「即PAT」「A-PAT」「JRAダイレクト」「オッズパーク」の4種類があり、全てを含めてPATと呼ばれています。
大手競馬サイトのnetkeiba.comと連携しているPATも多くあり、netkeiba.com上で予想した馬券をそのままPAT購入するシステムもあり、非常に便利ですね。申し込みも簡単に出来るので、まだ登録されていない方はこの機会に申し込んでみましょう!
WIN5はネット投票でしか購入できない
2011年4月24日から新たに販売が開始されたWIN5。基本的に日曜日のみ販売されており、JRAが指定した5つのレース全てで1着を当てるというものです。
それまで最もハイリスクハイリターンだった三連単を遥かに超える難易度で、一攫千金の夢が詰まった馬券でもあります。
過去には4億円を超える払戻金を何度も記録しており、まさにロマンですね。もちろんその分的中することは非常に難しいですし、点数も増えてしまうので多くの軍資金も必要になります。
そんなWIN5はインターネット投票のみの受付しており、競馬場に行っても購入することは出来ないようになっています。恐らく、買い目を記入することが手間になるということ、高額払戻金が出た時に競馬場で渡すのが危険なこと、そして税金の発生をしっかりと確認できることが理由だと思います。
WIN5で億を超えるような払戻金を入手した時には、しっかりと国税局に申告する必要があるでしょう。
PATを使用し的中した時の税金について
冒頭でも解説しましたが、競馬では年間で50万円を超える払戻金を入手した際には納税の義務が発生します。
しかも、プラス収支で50万円ではなく、払戻金で50万円なので、例え80万円使っていて30万円のマイナス収支だったとしても税金を納める必要があるのです。これは辛いですね…。
大前提として競馬場などで購入した馬券でも、年間で50万円を超える払戻金を手にした場合は税金を納める必要はあります。ではPATと何が違うのかというと、バレる確率の高さです。
実際、競馬場などで購入した馬券に関して、超高額配当以外は把握することは出来ません。下手すれば自分でもどれくらいの払戻金を手にしているのか分からない人がほんとでしょう。
しかし、PATは全てがネット上に履歴として残る為、バレてしまう確率が上がってしまうのです。
高額当選時には特に注意が必要
何度も言いますが、もちろん50万円を超えた時には税金は払わなければいけません!それは大前提なので、必ず収める必要があります。
しかし、PATを使用して的中した場合にはバレる確率は高くなってしまいますが、実際そこまで大きな払戻金じゃない限り調査が入ることはありません。
年間で50万円以上の払戻金を獲得している方は、数えきれないくらいいらっしゃるので、全てを把握することは国税局でも不可能です。
しかしながら高額な配当金を手にした時はまた話しが変わります。数千万円、数億円を超える高額になった時には、バレる確率が高くなるので忘れずに申告する必要があります。何円からという定義はないですが、目立った高額的中があった時には正直に申告し、しっかりと税金を納めるようにしましょう。
バレたらどうなる?
もし、競馬の税金を納めていないことが発覚した場合には、納税するはずだった金額を収めるだけではなく、追微課税の支払いも求められ、課税対象額が高額な時には結構な金額にもなります。
バレなければラッキーと思うかもしれませんが、バレた時のリスクも考える必要がありますね。
税務署から通知が来て査察日が告知され、複数人の検査官が家に来て徹底的に調べられる可能性があります。ちょっとした嘘もバレてしまうので正直に対応した方が良いでしょう。
競馬ファンたちのリアルな声をご紹介
ここからは、実際に年間50万円以上の配当金を手にしたことがある競馬ファンたちのリアルな声をご紹介していきたいと思います。
匿名掲示板の2chで「PAT使ってて税金の督促が来た事ある?」というタイトルでスレが立てられたことがあり、多くの意見が寄せられています。
多くの方がバレなかったと言っていますが、100%安心できることではないので、参考程度に見ていただければ幸いです。
やっぱいずれはバレるの?
実際そんな話は聞いたことない
そんなにデカイのを当てたことないからな(笑)
100万以下なら問題ないんじゃないか?
税務署も忙しいし
バレるだろ
ウイン5はPAT会員だけなのは何故か考えろよ
いや年間累計50万の「払い戻し」
でアウトだよ
ほぼみんなアウト
芸能人でテレビで公表したとかじゃなきゃバレない
銀行にそもそも開示義務はない
win5で160万当てたけど何も来なかったよ
億動けば間違いなくバレる
税務署もノルマがあるからデカイ餌釣るんだろうな
デカイ餌が無いときはそれ以下も勿論だが
派手な生活をしたり
こちらからアクションを起こさない限りは滅多にバレる事はない
この手のスレが立つ毎に何度も言われているが
卍が馬券関連の脱税でバレたのも
株取引の失敗で損額を繰り越して貰おうと税務署に泣きついたから発覚した
何もしなかったら、来るわけねえだろ
農水省が財務省へ履歴の提出を拒んでるのに
ここら辺が縦割りで良かったと思うところ
バレるやつは、他の投資・投機から足が付く
結局のところ大金当てたけどそのまま何も使わなければバレず
なんかでかい物買ったりすればバレるでオッケ?
引用元:http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/keiba/1474982236/
100万円を超えるような高額配当金を的中したことがある方も、何もなかったという意見が出ていますね。
また、高額な買い物をした時などに調査が入り発覚するケースもあるようです。心配な方はしっかりと納税することが一番だと思います。
まとめ
今回の記事では、PATで馬券を的中した時の税金について詳しくご紹介させていただきました。
記事内で再三申し上げていますが、大前提として年間で50万円以上の配当金を手にした場合、仮にトータルでマイナス収支になっていたとしても納税の義務は発生します。
もし、仮に脱税がバレてしまった時には、追加で税金を納める可能性があるというリスクも生じるので気を付けるべきでしょう。
しかし、実際には少額の配当金を繰り返していたり、派手なアクションを起こさない限りバレる可能性はそこまで高くないというのが現状です。自分の収支をしっかりとメモし、高額な払い戻し金を手にしている時には正直に申告することをおすすめします。
競馬の税金に関する疑問は【競馬で万馬券】税金っていくらかかる?脱税がばれる理由もご覧ください。